北京
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外交部の趙立堅報道官は15日の定例記者会見での質問に答え、「英国など一部の西側諸国は人権問題を政治問題化し、ダブルスタンダードを取ることに慣れており、他国には干渉して圧力を掛けながら、自国内の深刻な人権問題には目をつぶっているのはとても遺憾なことだ」と述べました。
報道によりますと、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官は先日、英議会が審議中の「海外行動(現役および退役軍人)法案」に関心を寄せているとする声明を出しています。バチェレ氏は、当該法案は海外で拷問など厳重な犯罪行為を行った英軍人を庇護するもので、英国が「拷問等禁止条約」(拷問及び他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取り扱い又は刑罰に関する条約)などの国際条約に基づいて果たすべき義務に反する恐れがあると指摘しました。
趙報道官は関連の質問に対して、「一部の西側諸国がアフガニスタン、イラクなどで兵士、さらには罪のない市民まで虐待し、殺害するという重大な人権侵害に対して、中国は繰り返し立場を表明してきている。そうした行為は国際条約と人間が生まれながらにして持っている良識に背くものであり、徹底した取り調べを行い、当事者は法と正義による裁きを受けなければならない」と述べました。(Yan、坂下)