北京
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日本政府は13日午前の閣議で、東京電力福島第1原子力発電所内にたまっている放射性物質を含む汚染水の海洋放出を正式に決定しました。原発事故の被害からまだ完全に立ち直っていない住民や漁業関係者は、このやり方による悪影響に深刻な懸念を示しています。
2011年3月11日、日本の東北部の海域で強い地震と津波が発生。東京電力が運営する福島第1原発では、放射性物質を含む水の漏えいが発生し、原子炉4機が損傷を受けました。東京電力のデータによりますと、今年3月までに、原子炉を冷却するための放射性物質を含む汚染水は125万トンに達しています。現在、汚染水は全て原発の貯蔵タンクに収められていますが、2022年秋までに限界に達すると見込まれています。
汚染水の処理方法について、日本政府が昨年2月に設置した小委員会は、放射性物質の濃度を国の基準より低く希釈して海や大気中に排出するのが最も現実的なやり方だという報告書を提出しました。こうした専門家の提案に基づいて、日本政府は主に希釈後に海に放出することを検討しているそうです。(閣、柳川)