北京
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中国南部の海南省三亜市蜈支洲島海域の海洋牧場で、このほど人工魚礁を投入する活動が始まりました。1カ月以内に870の人工魚礁を投入し、海洋生態の修復を進めます。
蜈支洲島
この日午後、クレーンで人工魚礁が次々と海に投げ込まれました。今回投入された870の人工魚礁は合わせて3万立方メートル余りで、海洋生物に繁殖、成長、エサ探しなど生息場所を提供することになります。
クレーンで人工魚礁を投入
蜈支洲島海域海洋牧場は中国初の熱帯地域に位置する海洋牧場で、これまでに1526の人工魚礁と魚礁用となった廃船21隻の計4万立方メートル余りが投入されています。海南大学の技術チームの統計によりますと、このエリアの生きたサンゴのカバー率は2010年の15%未満から2021年の23%超に伸び、魚の数は昨年の同じ時期と比べ、2倍以上増え、完全なサンゴ礁や魚・エビ・貝などの海洋生物圏を形成しているということです。(藍、浅野)