北京
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2020年度の中国人工知能(AI)産業年次総会が11日、蘇州市で開催されました。総会で発表された「中国人工知能発展報告2020」によりますと、過去10年間のAI関連の特許出願件数で中国は世界一となっています。
報告書によりますと、過去10年間の世界のAI関連特許出願件数は52万件を超えています。中国の特許出願件数は38万9571件で、世界全体の74.7%を占めています。また、中国は自然言語処理、チップ技術、機械学習など10以上のAIサブ分野の科学研究産出レベルで世界の先頭に立っていますが、ヒューマンコンピューターインタラクション、知識工学、ロボット、コンピューターグラフィックス、計算理論の分野ではまだ努力して追いかける必要があります。
報告書は、世界のAI分野のハイレベル人材資源についても分析しています。AIハイレベル学者の数は、米国が延べ1244人で最も多く、中国は延べ196人で2位だと報告書は指摘しています。中国のAI分野のハイレベル人材は主に北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタ地域に分布しています。
報告書は、AIの次の10年間の重点的な発展方向として、学習強化、神経形態ハードウエア、知識マップ、知能ロボット、解釈可能AI、デジタル倫理、知識指導の自然言語処理などを予測しています。(HJ、柳川)