【CRI時評】南海は米国覇権維持の競技場ではない

2021-04-10 13:21  CRI

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 米海軍の「セオドア・ルーズベルト」空母打撃群は7日、南海における合同軍事演習を終えた。「セオドア・ルーズベルト」が南海に押し入ったのは今年になって3回目で、米国が南海の平和の最大の脅威であることが、改めて証明された。

 米国の覇権版図の中で、南海はインド洋太平洋領域での指導的な地位を維持するための鍵となる海域であり、中国を抑制するために重要な足がかりとみなされている。米国の主導と扇動により、域外国家が南海でトラブルと緊張を引き起こしたことが南海「軍事化」の根本的な原因だ。そして現在の情勢からすれば、米国が南海をかく乱しようとするのは、愚かな妄想だ。

 まず、米国が同盟国を糾合して中国を軍事面で圧迫しようとするのは、現実的でない。「クアッド」を構成する国を例にするならば、日本とオーストラリアはたびたび強硬な言論を発しているが、その艦隊が単独あるいは米国の片棒となって「島や岩礁に押し入る」行動をしたことはない。域外にあるその他の大国が、中国に対して実際の挑発を行うことは、さらに容易ではない。

 重要なことは、南海をかく乱する米国の行為は、平和を維持し共に発展を目指す域内国家の願いと相反しており、人心を得ることはできないことだ。全世界は2020年以来、感染症のダメージを受けている。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は手を携えて困難を乗り越え、感染症対策における協力を進めている。また、中国とASEANは貿易と投資の分野で世界情勢とは逆に成長を実現させ、相互にとって初めて最大の貿易パートナとなった。特に、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)の締結は、中国-ASEAN運命共同体の構築に大きな動力を注入した。

 現在は、中国とASEANが共に努力することで、南海の情勢は総体的に安定している。双方は海の問題への取り組みでの協力を強化しており、「南海行動準則」締結のための協議を加速し、意見の相違を適切にコントロールする自信と能力、知恵を有している。フィリピンのドゥテルテ大統領も最近、中国との領土問題の平和的解決を希望すると明言した。ASEAN4カ国の外相が最近になり立て続けに訪中したことは、周辺国が米国の覇権維持のための道具になることを望んでいないということを、さらに明確に物語っている。

 南海は米国が覇権を維持するための競技場ではない。米国がかく乱しても、域内国家が持つ平和的発展を進める決意と努力を破壊することはできないだろう。(CRI論説員)

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