北京
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4月1日、香港警務処の郭蔭庶副処長はブルームバーグニュースの取材で、「忠誠対象が変わったことについて、どう考えるのか」という質問に対し、「中国人として私の忠誠心が変わったことはない。イギリスに統治されたことはあるが、それは私の選択ではない」と答えました。
また、郭警察官は比喩を用い、「強盗が盗んだ文物を保護したからといって、その強盗の本意を賞賛することは出来ない。香港はイギリス統治下で、良いこともあったが、物事の本質は変えることができない」と説明しました。
これを受け、ブルームバーグニュースは郭警察官の回答に触れず、報道のタイトルは「香港警察 政治のレッドラインを市民に警告」としています。タイトルの中に出ている「警告」や「レッドライン」という言葉は主観的な色彩を帯びていて、香港市民が見えない圧力の下、生活しているというニュアンスが読み取ることができます。これに対し、「事前に設定された主旨に基づく報道であれば、郭警察官が何を語ろうと、西側メディアの報道は選択的な文字遊びに過ぎないのではないか」という疑問の声が挙がっています。(非、CK)