北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は7日、要請に応じてドイツのメルケル首相と電話会談を行いました。
習主席は「中国とドイツ、中国とEUが協力を強化すれば、意義のある大事業を達成できる。ドイツやEUが中国と共に努力し、双方の協力が健全で安定した発展を推進し、現在変化の多い世界のためにより多くの確定性と安定性を与えられることを期待する」と述べました。
習主席によりますと、中国とドイツの実務協力は新型コロナウイルス感染症などの影響を克服し、安定して推進しており、中国は5年連続でドイツの最大の貿易パートナーになりました。また、両国は来年の国交樹立50周年と北京冬季五輪を契機に、科学技術、教育、文化、スポーツなどの分野で交流を推進してくいということです。
習主席は「現在、中国とEUの関係は新たな発展のチャンスに恵まれ、同時に様々な課題に直面している」と述べ、中国がEUと共に努力し、次の段階の一連の政治議題を協議して実施することや、各分野での実務協力を拡大し、気候変動などのグローバルガバナンス問題で交流を強化し、共同で多国間主義を実行していきたい考えを強調しました。
メルケル首相は、「EUと中国が対話と協力を強化することは双方の利益に合致するだけでなく、世界にもプラスとなる。ドイツはこのために積極的な役割を果たしたい」と表明しました。メルケル首相はまた、ドイツが中国の「第14次五カ年計画」を重視し、ドイツと中国、ドイツとEUの協力に新たなチャンスをもたらすことに期待を寄せました。さらに、中国と共に、両国政府の新ラウンドの協議のために準備を整え、人員の往来をいち早く回復し、感染症対応や気候変動、生物多様性などの分野での交流と協力を強化していきたい考えを示しました。(玉華、CK)