国務院報道弁公室「人類の貧困削減における中国の実践」白書を発表

　国務院報道弁公室は6日、「人類の貧困削減における中国の実践」白書を発表しました。

　白書は、「改革開放は中国の発展を大きく促進し、中国は貧困削減プロセスを加速した。中国の発展は新時代に入り、中国の貧困削減は貧困脱却の堅塁攻略における歴史の新たな段階に入った。中国共産党第18回全国代表大会以来の8年間の奮闘を経て、中国は新時代の貧困脱却目標を2020年末までという期限通りに実現させた」と説明しました。

　白書はまた、「貧困脱却の堅塁攻略は中国農村部の偉大な革命であり、貧困地区の立ち遅れた状況を一変し、中国農村部全体の発展を推進し、小康社会の全面構築における欠落部分を埋めた。さらに、社会主義現代化国家の全面構築、「二つ目の『百年の奮闘目標』」（新中国成立100年目までの強く豊かで民主的・文明的な調和のとれた社会主義現代化国家の構築実現）の実現にとっての堅実な基礎を築いた。中華民族は貧困脱却の堅塁攻略戦に全面的に勝利し、数千年の発展史の中で初めて絶対的な貧困を撲滅し、中国人民の1000年にわたる夢、100年にわたる念願を実現させた」と指摘しました。

　白書はさらに、「世界の5分の1を占める人口を有する中国は絶対的貧困を全面的に撲滅し、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の貧困削減目標を10年間前倒しで実現させた。中華民族の発展における一里塚としての意義を持つ大きな出来事であるだけでなく、世界全体の貧困削減事業の発展や人類の発展と進歩に大きく貢献したことになる」と記述しました。（殷、鈴木）