北京
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外交部の華春瑩報道官は3月26日の定例記者会見で、ある映像を流しました。映像で米国のパウエル元国務長官の首席補佐官だったローレンス・ウィルカーソン(Lawrence Wilkerson)元陸軍大佐は、「アフガニスタン駐留米軍は現地の再建や、タリバンなどのテロ組織を撲滅するためではない。駐留軍を残す戦略的な原因は3つある。まず、アフガンは米勢力が唯一及ぶ可能性がある中央アジアの『一帯一路』イニシアティブの実施地域だ。それから、アフガンの隣国であるパキスタンには『不安定な』核施設が存在する可能性がある。最後に、中国の新疆ウイグル自治区にはウイグル族の住民2000万人がいるため、中国の安定を破壊するには新疆情勢を激動させ、内部から中国を壊すのが最もいい方法だと思われる」と述べています。
2003年2月、当時のパウエル国務長官は国連安全保障理事会で演説を行った際、白い粉を入れた容器を持ち、「炭疽菌の粉だ。イラクには大量破壊兵器が存在していることの証拠だ」と述べました。ウィルカーソン氏は当時、パウエル氏の演説の準備活動に参加しました。数年後、ウィルカーソン氏は「当時、捏造した材料を真実性のある証拠としてパウエル氏に渡した。米国民、国際社会、国連をからかうわなに参与した」と認めました。2011年、米国の同時多発テロ事件発生10周年に際し、パウエル氏はアルジャジーラにイラク戦争を悔いる発言をし、安保理で行われた演説は「人生の汚点だ」と承認しました。(殷、浅野)