北京
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外交部の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、「中国側はイラン核問題全面合意の関係者が開催するテレビ会議に積極的に参加し、各方面が全面合意を守る共通認識を固め、米国とイランが同じ歩調をとる対等な契約回復の道筋を検討し、合意を一日も早く軌道に戻すよう推進する」と表明しました。
報道によりますと、欧州連合(EU)は先日、イラン核問題全面合意の関係者が2日にテレビ会議を開き、米国がイラン核合意に戻る可能性の見通しと、各当事者がこの合意を十分かつ効果的に執行することをどのように確保するかということについて討議すると声明を発表しました。華報道官は関連する質問に答えた際、「米国側が一方的に全面合意から脱退したことは、イラン核情勢が緊張化する根源である。米国側が全面合意に復帰する意向を表明することについて、中国側は歓迎している。現在の急務は、米国側がイランに対するすべての不法制裁を撤廃すること、イラン側がこれを踏まえて全面的な契約履行を再開することにある。中国側は各方面とともに、イラン核問題の政治的解決プロセスを引き続き推進すると同時に、自分自身の合法的権益を断固として守っていく」と強調しました。(オウギ、星)