北京
PM2.577
3/-2
一部の西側国家は、世界保健機関(WHO)の専門家チームが中国で行った新型コロナの発生源調査について、「中国政府の干渉により、調査の独立性、専門性、透明性が不足している」と指摘しています。これについて、外交部の華春瑩報道官は31日の定例記者会見で「事実無根だ」と反論しました。
華報道官は「今回、中国を訪問した17名の専門家はいずれもWHOが選出した人材で、その多くが米、英、仏、豪など西側諸国の出身者だった。中国は専門家チームのメンバー構成に異議を唱えたことはない。実際のところ、中国政府はWHOとの合同調査のために行政面、技術面、生活保障面などの面で協力し、専門家チームに十分な便宜と豊富な実地調査スケジュールを提供した。専門家チームは実地調査における要望を自ら決定し、それを中国側に提出した。現地での聞き取り調査の対象や内容も彼らがその場で決めたものであり、調査報告も専門家チームが起草したものである。一部の国が指摘する『干渉』などは、完全に事実無根だ。それどころか、チームに参加したメンバーのうち複数名が、複数の場で、『行きたい場所には全て行った。会いたい人には全て会えた』と表明し、中国側の開放性と透明性を評価してくれている」と述べました。
そのうえで、華報道官は「調査に参加していたわけでもないのに、『専門家チームが干渉を受けた』などと指摘するのは、不謹慎で極めて無責任だ。彼らはデマを流して世論を惑わし、人には言えない政治的目的を果たそうとしている。国際社会はそれを見抜いている」としました。(鵬、謙)