北京
PM2.577
3/-2
駐パラオ米国大使がパラオ大統領とともに台湾をいわゆる「訪問」したことについて、外交部の趙立堅報道官は29日の定例記者会見で、「中国はいかなる形式の米台公式往来にも断固反対する」と表明し、台湾問題の高い敏感性を米国が十分に認識するよう促しました。
28日、駐パラオ米国大使はパラオ代表団と共に台湾に到着し、いわゆる「訪問」を行いました。趙報道官はこれについて、「『一つの中国』の原則は公認された国際関係の準則であり、世界の圧倒的多数の国が認め、受け入れ、実践する普遍的な共通認識である。『一つの中国』の原則を堅持することは人心の向かうところであり、大勢の赴くところである」と強調しました。
趙報道官はさらに、「台湾問題は中米関係の中で最も重要で敏感な問題だ。『一つの中国』の原則は中米関係の政治的基礎である。米国が『一つの中国』の原則と中米の三つの共同コミュニケの規定を厳守し、米台の公式往来を停止するよう望む。また、『台湾独立』分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも出さず、中国のボトムラインを突破しようと考えることなく、台湾にかかわる問題を慎重かつ適切に処理し、中米関係と台湾海峡の平和と安定を著しく損なわないよう促す」と指摘しました。(RYU、CK)