IOC・IPC 海外客受け入れ断念の日本の決定に同意

　国際オリンピック委員会（IOC）は、20日に開かれたIOCと東京五輪・パラリンピック組織委員会などの5者協議で、日本が今夏の東京五輪・パラリンピックで海外からの観客の受け入れを断念する結論をIOCとIPCに報告したことを明らかにしました。日本側の結論は、オリンピック参加者一人一人と日本国民の安全を考慮して、IOCとIPCによって十分に尊重され、受け入れられています。

　国際オリンピック委員会のバッハ会長は、「世界各地のオリンピックファンの失望の気持ちに共感し、心からお詫び申し上げる」としたうえで、「安全第一で、すべての決定はまず安全原則を尊重しなければならない。国際オリンピック委員会は中継業者とともに、世界各地のオリンピックファンにオリンピック精神を感じてもらえるよう全力を尽くしていく」と述べました。（hj　CK）