北京
PM2.577
3/-2
中米関係は当面の世界で最も重要な二か国間関係の一つとされています。20日午前に行われた中国発展ハイレベルフォーラム2021年年次総会の「中米関係:五十年の風雲」分科会で、元米国務長官のキッシンジャー氏を含む多くの元米高官らは、米中関係の協力や食い違いのコントロールに期待を寄せました。
キッシンジャー氏はオンラインで出席し、「近年米中関係に現れた問題は討議によって解決すべきだ。両国は協力に最善を尽くしてはじめて、世界に平和と繁栄をもたらすことができる」との考えを示しました。
米国外交問題評議会(CFR)の栄誉会長であるロバート・ルービン元米財務長官は発言の中で、「21世紀の米中関係は建設的であるべきだ。双方は互いの利益から出発し、二国間関係や多国間協力を推し進め、両国関係にある問題や食い違いを適切に解決すべきだ」との見解を述べました。
清華大学戦略と安全研究センターの傅瑩主任は「21世紀の世界は大きく変化している。コロナ禍や気候変動、デジタルセキュリティ、AI(人工知能)技術の応用の管理などは、グローバルな協力が必要であり、共にリスクと挑戦に直面している。今日の中米関係は、両国だけの利益にとどまらず、世界にもつながっている。両国は冷静かつ客観的な姿勢で食い違いに対応し、それを解決していく」と述べました。(Lin、CK)