北京
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3月21日は50回目の「国際森林デー」です。近年の中国では、植樹造林は毎年春恒例の公共活動となり、地域や年齢を問わず、多くの中国人が自発的に参加しています。特に若者にとって、春に郊外で植樹をすることは有意義で楽しく、流行になりつつあります。植樹活動を通して、人々の自然と親しみ、環境を守ろうとする意識も年々高まってきています。
2021年3月12日 ラジオHIT FMのパーソナリティらが
北京市門頭溝で植樹活動に参加
植樹を楽しむ北京市民
習近平国家主席も植樹愛好者の一人です。中国の農村部での生活経験がある習主席は、農作業が得意とのこと。ここ数年、習主席は多くの木を植えてきました。
【成長の木】
習主席は特に青少年と共に木を植えることが好きです。土作りや水やりの仕方を自ら説明し、子どもたちが木のようにすくすくと育つことを願っています。
2019年 子どもたちに水やりの仕方を説明
2016年 北京市の植樹活動に参加
2013年 植えたばかりの銀杏の木に水やり
【希望の木】
新型コロナウイルスの発生後も、人々の植樹への情熱を止めることはありませんでした。マスクを付けて、距離をしっかりと取りながら、植樹に緑と命、そして平和への希望を託しました。
2020年 コロナ下において春の植樹活動に参加する習主席
【エコの木】
習主席はかつて、「緑がない地球と人類の姿は想像できない」と語りました。今の中国では、森林の数と質はまだ十分とは言えず、成長の余地が広くあります。習主席はエコ文明を呼びかけるとともに植樹を続けています。
2014年 毎年恒例の春の植樹活動に参加する習主席
【改革の木】
1992年、中国改革開放の総設計士と呼ばれる鄧小平氏は深セン仙湖植物園でガジュマルを植えました。2012年、習主席は深セン蓮花山公園で、鄧氏の銅像のすぐ近くにガジュマルを植えて敬意を表すと同時に、改革開放の道を絶えず揺るぎなく歩む意志を表明しました。
2012年 深セン蓮花山公園にて
【友情の木】
トルクメニスタンとベラルーシでスギの木を植え、ベルギーでモクレンの木に新しい土を…外国を公式訪問する際、習主席は相手国民が好む木を植え、外国の指導者が中国を訪問する際には、彼らを招待して一緒に植樹をしています。
2014年 APECパートナー首脳らと共に植樹をする習主席
一本一本の木には、環境保護への信念が込められています。「国際森林デー」に際して、より多くの人が植樹に参加し、地球の生態と平和を守っていくことを呼びかけています。(怡康、DD)