北京
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米国側の招きに応じて中米ハイレベル戦略対話に出席する、楊潔チ中国共産党中央政治局委員兼中央外事委員会弁公室主任と王毅国務委員兼外交部長が率いる中国代表団が、現地時間18日未明、米アラスカ州最大の都市アンカレッジの宿泊先のホテルに到着しました。
米国側からはブリンケン国務長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が出席します。今回の対話は、中国の旧暦の大晦日(2月11日)に行われた両国元首の電話会談以降初の指導層同士の接触となり、米国の新政権発足後に行われる中米間の初の対面での会議にもなります。
今回の対話について中国は、両国元首による電話会談の主旨に基づき、協力にフォーカスして意見の食い違いをコントロールし、両国関係の健全で安定した発展を推進したいとしています。一方、米国務省は香港、台湾、新疆に関する各問題と気候変動対応が今回の会談の重点になると伝えています。中米双方は3月18、19日の2日間にわたって3回の会議を行います。初回は現地時間18日午後に予定されています。
在米国中国大使館の崔天凱大使は17日のインタビューで、「中国側は一度の対話ですべての問題が解決されるような、高すぎる期待や幻想を持ってはいない。今回の対話が一つのスタートになってほしい。中米双方が誠意を持ち寄り、理解を持ち帰れるよう望んでいる」と述べています。(鵬、謙)