北京
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▲夏吾卓瑪(シャウチュオマー)代表(チベット族) 第13期全人代第4回会議にて
第13期全国人民代表大会に参加する青海省黄南チベット族自治州同仁市の水道会社に勤める夏吾卓瑪(シャウチュオマー)氏は8日、記者のインタビューに応え、今年の政府活動報告の感想や貧困撲滅、地元の教育発展などについて答えました。
【今年の政府活動報告について、どう思いますか。どの内容に関心を持ちましたか】
シャウチュオマー:総理が行った政府活動報告を聞いて、とても心が奮い立つような気がしました。もっとも印象に残っているのは第14次五カ年計画草案です。「共同裕福実現」、「民族地域発展加速への支援」、「民衆の生活レベル向上」などが提出されました。これは我々西部の少数民族地区にとって喜ばしいニュースです。総理の紹介から、第14次五カ年計画は自信と希望を感じさせ、幸せな生活を描く青写真です。これから5年間の発展にとても自信を持っています。
【中国の全面的な貧困脱却後に、地元で再び貧困状態に戻るのを防ぐため、具体的な措置などはありますか】
シャウチュオマー:去年、青海省は地元政府部門の統括で、困難を克服し、中央政府が出した貧困脱却堅塁攻略の任務を順調にやり遂げました。勝利を祝うとともに、貧困脱却は長期的な作業で、少しも油断できないということを認識しました。そのため、成し遂げた成果を強固にし、予防策を講じました。地元では貧困に戻ってしまう要素を考えた上で、以下の措置を出しました。
まず、過渡期に貧困脱却堅塁攻略政策を実施し続け、特に監督と支援するメカニズムを明らかにしました。それから、産業・就業・移住による貧困支援の度合いを高め、貧困人口に存在する生産、就業、創業の問題解決に力を入れてきました。次に、一連の措置を通じて、就業問題を着実に解決します。また、病気のため貧困状態に戻る傾向を適時発見して阻止します。最後は、住民の意欲を刺激し、働くことで裕福になる雰囲気を作ります。
【第14次五カ年計画の実施期間中、青海省の発展に意見と期待はありますか】
シャウチュオマー:2点あります。まず、その期間中の人材育成です。青海省の経済・社会発展のソフト面の実力を向上させなければいけません。次に、美しい環境という資源の十分な利用です。それをいかして、第14次五カ年計画期間中の青海省の経済と社会発展を支えます。国家関連部門による青海省の開発に金融、税収、財政面の補助、土地利用の支援策を期待しています。
【今年は何か議案を出しましたか。あれば、その議案を出した理由はなんですか】
シャウチュオマー:一つは青海省の小学校入学前教育の支援を強化する提案です。ここ数年、毎年十数回もの研究を行い、数多くの学校と幼稚園を調査したことがあります。2人の子供がいます。下の子は幼稚園です。そのため、幼稚園教師の極端な不足状態、保障メカニズムが足りないなど、青海省の実情はよく分かっています。問題をしみじみ感じているため、この提案を出しました。(記者:王帥)