北京
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第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議に出席する解放軍と武装警察部隊代表団の呉謙報道官は7日、メディアの取材に対し、「2021年、全国財政から拠出される国防支出予算は1兆3795億4400万元(約22兆9732億7千万円)となり、前年度の執行予算より6.8%増加する」と述べました。
呉報道官によりますと、増加する国防費の主な用途は以下の通りです。第一は、軍隊建設の第14次五カ年計画に基づき、重要なプロジェクトと重点案件の実施を確保すること、第二は武器装備のアップグレードを加速し、武器装備の近代化を推進すること、第三は軍事訓練の変革を加速し、新しい軍事人材育成システムを構築し、訓練の成果を改善し充実させること、第四は将兵の福利待遇を改善し、軍の末端組織の建設をサポートすることの四つの分野です。
呉報道官は、「中国政府は国防費支出の規模を合理的に定めることを堅持している。近年、国家の主権、安全、発展の利益を維持し、中国の特色ある軍事変革のニーズに適応し、大国としての国際的責任と義務をより良く果たすため、中国は経済と社会を引き続き健全に発展させると同時に、国防費支出を全体として合理的かつ安定的に増加させながら、国防と経済の実力の同時強化を促進してきた」と語りました。(任春生、坂下)