北京
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王毅国務委員兼外交部長は7日に北京で開かれた記者会見で、イデオロギーと制度の違いについて記者の質問に答えました。
王部長は「人類文明の発展と進歩には、一つのルートしかなく、一つのモデルしかないということはない。制度の選択は『身の丈に合わせて服を作る』ようなもので、決して『靴に合うよう足を削る』ように、無理に合わせてはならない」と述べた上で、「国として歩んだ道が正しいかどうかは、とどのつまり、自国の実情に合っているかどうかにかかっている」としました。
そのうえで、「自分と違う制度に一方的に濡れ衣を着せ、弾圧し、唯我独尊を煽り立てるような行為の本質は、『制度の覇権』である」として、「現在の世界は分断がもたらされた結果にすでに耐えることができなくなり、衝突という失敗を繰り返させてもいけない」と述べました。
さらに「多様性は人類文明発展の特徴であり、制度の違いが対立、対抗の理由にはならない。相互学習は相互理解、共同発展につながる」とした上で、「中国の文化では、『和して同ぜず』が君子の美徳とされている。対して、欧米文化では、他人への尊重は紳士の品格とされている」と主張しました。
王部長はまた、「各国は尊重しあい、包容力で相手を見つめ合い、団結して協力することで、地球という星でお互いの良さを評価し、受け入れていくべきだ」と述べました。(東、Yan)