北京
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王毅国務委員兼外交部長は7日、オンラインビデオ形式で記者会見を行い、 多国間主義とグローバルガバナンスについて記者の質問に答えました。
王部長は「4年前、グローバル化の『存続か廃止かの争い』を前に、習近平主席が先頭に立ち、グローバル化を揺るぎなく支持するという力強い声を出した。4年後、多国間主義が『何処へ向う』という問いを前に、習近平主席は多国間主義を実行し、人類運命共同体を構築するという中国の方策を提案し、人々の目の前の霧を晴らした。この二回の重要な演説が時代の舵取りをして、方向性を定め、世界の疑問を払拭し、国際社会から広く賞賛された」と紹介しました。
また、「長期にわたり、多国間主義は終始して中国の揺ぎない選択で、時間の流れと物事の変遷により変化することは一切ない」と中国の立場を強調したうえで、「世界中で出回る難題とチャレンジを前に、問題解決への道は各国が真の多国間主義を堅持することにある」と指摘しました。
さらに、「真の多国間主義は国連憲章の主旨と原則を厳守し、国連を核心とする国際体制を維持し、国際関係の民主化を推し進めるべきである。開放、包摂を堅持し、排他・閉鎖を避け、唯我独尊ではなく、平等、協商を堅持すべきだ」と述べました。
このほか、「多国間主義は旗印であり、建前ではない。理念であるべきで、巧言ではない。『小さなサークル』のような多国間主義は実際に集団政治であり、『自国優先の多国間主義』の本質は一国主義的な思考であり、『選択できる多国間主義』は決して正しい選択ではない」とし、「中国側は国際社会のすべての国がともに努力して、多国間主義の松明で人類の未来の道を照らすことを希望する」と訴えました。(朱、Yan)