北京
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全国人民代表大会(全人代)年次総会が5日から北京で開催されています。習近平主席は5日午後、内蒙古代表団の審議に出席した際に、「内蒙古自治区は土地が広大であり、人口の分布がまばらで、農民や牧畜民の生活する場所は比較的分散している。また、生態環境がぜい弱であることから、貧困撲滅の結果をさらに拡大して農村の活性化を促進することはきわめて難しく、課題も多い。貧困状態への大規模な逆戻りを防ぐというボトムラインを断固として守り、優位性を持つ特色ある産業と適度な規模のビジネスを発展させ、農畜産の産業化とブランディングを推進し、文化観光とアグリツーリズムの発展と組み合わせて、農民と牧畜民の収入を増やすことが必要である」と強調しました。
内蒙古自治区では、最後まで残されていた国家レベルの貧困地域(旗・県)20カ所が2020年3月に貧困リストから除外されたことで、自治区全体の貧困問題が解決されました。これにより、内蒙古自治区全体では計80万人以上の貧困層すべてが貧困から脱却したことになり、同区の貧困地域に暮らす農民・牧畜民の一人当たりの可処分所得は2015年の9612元から2019年には13793元に増加したということです。(ミン・イヒョウ、謙)