＜全人代＞2020年「政府活動報告」の実施状況を発表

　国務院はこのほど、2020年「政府活動報告」の目標実施状況を発表しました。

　国務院が発表したデータによりますと、2020年「政府活動報告」中の17項目の数量化された目標と任務はすべて達成されました。

　雇用の面では、都市部の新規雇用が1186万人に達し、900万人以上とする目標を超えました。都市部の調査失業率は平均5.6％、登録失業率は3.62％となり、それぞれ６％と5.5％前後とした所期の目標を下回りました。

　物価の面では、消費者物価指数（CPI）の伸び幅は2.5％となり、3.5％の所期の目標以下に抑制されています。新型コロナウイルス感染症などの影響で、個別の商品価格に短期的な変動が起きましたが、感染症予防・抑制状況が持続的に良い方向へ進み、ブタの生産能力が回復するにつれて、CPIは次第に安定した運行に戻っているということです。

　住環境改善の面では、全国の都市部で老朽化した住宅団地4万300カ所の改修に着工し、3万9000カ所とした年度目標を上回りました。

　社会保障分野では、住民の医療保険に対する1人当たりの財政補助金が2020年に30元追加され、任務が完了しました。2020年12月末までに、各地の1人当たりの補助レベルが国家基準に達し、またはその基準を超えて、1人当たり年間550元以上を実現しました。（玉華、星）