北京
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2日発表されたオーストラのリアシンクタンク、ローウィ国際政策研究所の調査によりますと、18%のオーストラリア国籍の華人が昨年、人種的背景から人身の脅威や攻撃、37%が差別的な扱いを受けたという結果が明らかになりました。これを受けて、感染症の発生と中豪関係の緊張が波紋を広げています。このところ、シドニーでは中国系議員も人種差別的な攻撃を受けているということです。
これについて、中国外交部の汪文斌報道官は3日の定例記者会見で、「オーストラリア国内ではこれまで、華人華僑を含むアジア系の人々に対する差別的扱いが続出しており、オーストラリアにいる中国公民の身の安全と合法的権益を深刻に脅かしている。中国側はこれに深い関心を示している」と述べました。
汪報道官によりますと、中国政府はこれまでに、オーストラリアへ留学する人に対して警告したり、旅行者に安全注意喚起を発表していて、オーストラリアにいる中国国民が自らの安全防止を行うよう呼び掛けています。(雲、CK)