北京
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外交部の汪文斌報道官は2日の定例記者会見で、中国は引き続き各方面と協力し、新型コロナウイルスワクチンや予防、抑制など各分野における協力を強め、人類衛生健康共同体の構築を推進し、全世界が感染症対策で最終勝利を勝ち取るよう共に努力していく方針を明らかにしました。
報道によりますと、現地時間2月26日、国連安全保障理事会は新型コロナウイルスワクチンへの公平なアクセスを求める決議を全会一致で採択しました。汪報道官はこれに関する質問に答えた際、「国連安保理はこのほど、新型コロナウイルスワクチン問題に関する決議を採択し、ワクチンをめぐる国際協力を強化し、紛争地域や不安定な地域を含む世界各国と地域が負担できるワクチンの平等的なアクセスの確保を強調している。これは安保理の役割の表れであり、中国はこれを歓迎する」と述べました。
汪報道官によりますと、中国はこれまで「ワクチンを世界の公共財にする」という習近平主席の約束を実際の行動で実践し、率先してWHOが発起した「新型コロナの予防・抑制の新しいツールの開発・生産・公平な取得を加速させるためのグローバル協力」イニシアチブに参加し、10数カ国とワクチン研究開発に関する協力を積極的に行い、新型コロナワクチンの共同購入・分配の国際枠組み「COVAX」に参加し、当該枠組みを後押ししてきました。また、WHOの要請に応じて、中国は途上国の緊急使用に備え、「COVAX」にまず1000万回分の中国製ワクチンの提供を決めました。中国はさらに国連平和維持要員の新型コロナワクチンのチームに参加し、平和維持要員へのワクチンの寄贈を決めているということです。(閣、Yan)