北京
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中国の党と国家の指導者である習近平氏は1日、「人民は中国共産党の力の源泉である。党の若い幹部はまず、『自分は何者か、誰の為なのか、誰に頼るのか』という問題をしっかりと解決し、『我将無我、不負人民(我は無我となり、人民に背かない)』という精神の境地を絶えず追求しなければならない」と強調しました。
習総書記はこの日、2021年春学期の中央党校(国家行政学院)中年・青年幹部養成コースの始業式に出席し、演説を行いました。
中国共産党中央党校(国家行政学院)とは、中国共産党中央のハイレベルとミドルレベルの指導幹部および優秀な中年・青年幹部を養成する学校であり、中国の特色ある新型ハイエンドシンクタンクでもあります。2008年以降、習近平総書記はこの中央党校で重要な講話を幾度も発表してきました。その内容は国家ガバナンス能力の向上や、法に基づき国を治めることの全面的推進など、多くの面を網羅しています。
この日の演説で習総書記は、「共産党の幹部は自身も庶民であることを認識する必要があり、役人として威張ってはいけない。若い幹部はそれを終身肝に銘じなければならない。若い幹部は人民に師事しなければならず、何より心の内を明かせる一般の友人を多く作らなければならない。それこそが、状況を真に理解し、着実な仕事をこなすことにつながる。人民の幸福を目指し、民族の復興を目指すという中国共産党の初心の使命を心に刻み、誠心誠意で人民に奉仕するという党の根本的趣旨を終始堅守しなければならない」と強調しました。(RYU、謙)