北京
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外交部の汪文斌報道官は1日、北京で行われた定例記者会見で、2020年の中国のオーストラリアへの投資が大幅に減少したことについて質問を受け、「近年、オーストラリアは『国家安全保障』という理由付けを何度も濫用し、中国企業のオーストラリアへの投資プロジェクトを否決し、さらには両国の各分野の正常な交流と協力に理由もなく制限を設けた。このことが、中国企業の対オーストラリア投資への信頼性に深刻な影響を与えている」と指摘しました。
オーストラリア国立大学東アジア経済研究所は2月28日、研究内容を公表し、「2020年の中国の対オーストラリアの直接投資は61%減の7億8300万ドルとなり、6年ぶりの落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染症の影響もあるが、オーストラリアが中国への投資審査を強化したことによるものでもある」との考えを示しました。
汪報道官はさらに、「オーストラリア政府は、中国企業を含む外国投資家に公平で開放的で差別の無い投資環境を提供し、両国の各分野の実務協力に便宜を図るための措置を取るべきだ」と述べました。(RYU、謙)