人民全体をカバーする社会保障システム整備を強調＝習総書記

　中国共産党中央政治局は26日、人民全体をカバーする社会保障システムの整備について第28回集団学習会を開きました。習近平中国共産党中央委員会総書記は学習会を主宰し、「再配分を強化し、相互援助の機能を強め、より多くの人々を社会保障システムに組み込み、より頼もしく十分な保障を提供していく。そして、多次元で多様化した需要に合わせ、人民全体をカバーし、都市部と農村部の協調を図り、公平で統一した持続可能な多次元の社会保障システムを整備し、社会保障のネットを補強して、社会保障事業の高品質で持続可能な発展を促していく」と強調しました。

　習総書記はまた、「わが国では現在、社会保険を主体として、社会救助や社会福祉などを含めた社会保障システムがほぼ整っている。医療保険は13億6千万人を、基本養老保険は10億人をカバーし、世界で最大規模の社会保障システムが築き上げられている。わが国の主な矛盾の変化や都市化、高齢化、就労形式の多様化に伴い、社会保障システムには不足があり、それを非常に重視して補わなければならない」と指摘しました。

　さらに習総書記は、「社会保障管理システムとサービス網を整え、社会保障の機能を向上させ、全国で統一した社会保険の公共サービスプラットフォームを設けて、社会保障事務のデジタル化を進めなければならない。それと同時に、高齢者や身障者に優しいサービスを提供し、今回の感染拡大対応の経験をまとめ、突発の重大なリスクに対応するメカニズムを整える必要がある」と強調しました。（Mou、星）