北京
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「対話協力、相違点の管理・コントロール――中米関係の正しい軌道への回帰を推進」をテーマとする藍庁論壇(ランティンフォーラム)が22日行われました。王毅国務委員兼外交部長はフォーラムの開幕式に出席し、あいさつした際に中米関係を正しい軌道に戻すことについて4つの意見を示しました。中米双方から政府要人、元政府要人、専門家、学者ら数十人がオンラインとオフラインの形で踏み込んだ意見交換を行いました。
王外交部長はあいさつの中で、「相互に尊重し、相手国の内政に干渉しないこと。対話を強化し、相違点を適切に管理・コントロールすること。向き合って歩み、両国の互恵協力を再開させること。障害をなくし、双方の各分野における交流を回復すること」という4つの意見を示しました。
米国のポールソン元財務長官はテレビ会議形式であいさつを行い、米国の国家安全問題の一般化に対して懸念を示し、これは中米関係のみならず、世界経済にも影響を及ぼすとの考えを表明しました。「中米間の競争は避けられないが、相違点を管理・コントロールしなければいけない。できるだけ衝突を避けるとともに、不確定性と不安定性を減少させるべきだ」と述べました。
今回のランティンフォーラムには「政治の相互信頼の再構築」、「経済貿易の均衡の再構築」、「人的・文化交流の再開」という3つの分科会が設置されています。両国の政治、ビジネス、学術など各界の代表40人以上が各議題をめぐって踏み込んだ意見交換を行ったということです。(殷、浅野)