北京
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米国のポンペオ前国務長官とブリンカーン国務長官は「中国が新疆で『ジェノサイド』を行っている」と主張していることについて、米ニュースサイト「ザ・グレーゾーン(the Grey Zone)」は18日、「この告発は右翼宗教過激主義者の『研究の成果』と称した報告書を根拠にしているに過ぎない。この報告書は公然とデータを濫用しており、中には完全な虚偽までもが含まれている」と明かしました。同サイトは、西側メディアがこのような報告書を作者の極端な政治思想を無視して情報源とし、中国との対立を煽っていることに警鐘を鳴らしています。
報道によりますと、トランプ政権においてもバイデン政権においても、「新疆における『ジェノサイド』」告発の根拠は、ドイツのアドリアン・ ゼンツ(Adrian Zenz)氏が2020年6月に発表した報告書のみです。ゼンツ氏は非営利の反共産主義組織「共産主義の犠牲者記念財団(Victims of Communism Memorial Foundation)」と旧ソ連の反体制派を支援する目的で設立された保守派の防衛政策シンクタンク「ジェームズタウン財団(Jamestown Foundation)」に所属する研究員であることが分かっています。(HJ 謙)