北京
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欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の最新データによりますと、2020年のEUの中国向け貨物輸出額と輸入額はいずれも増加し、EUにとって中国が初めて米国に代わって最大の貿易相手国となりました。専門家は、「中欧地理標識協定」の締結や中欧投資協定の交渉終了などによって、双方の経済貿易協力の深まりに新たな経済成長ポイントを打ち立てるだろうとしています。
ルクセンブルクに本部を置くユーロスタットがこのほど発表したデータによりますと、2020年、EUは米国との商品貿易額が約5550億ユーロだったのに対し、中国との商品貿易額が約5860億ユーロとなり、中国が初めて米国を抜いてEUの最大の貿易相手国となりました。
2020年、EUの中国向け輸出総額は前年より2.2%増の2025億ユーロで、中国からの輸入総額は同じく5.6%増の3835億ユーロでした。また、EUの貿易相手国トップ10のうち、中国との貿易だけが輸出入共にプラス成長を実現しました。
2020年9月に「中欧地理標識協定」が調印されたことにより、双方の100品目以上の農産物に対して、より高いレベルの保護が提供されています。また、その3ヶ月後の12月には、7年にわたって進められてきた中欧投資協定交渉が予定通りに完了しています。(朱、坂下)