北京
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北大西洋条約機構(NATO)は現地時間18日、オンライン形式の国防相理事会を開きました。アフガニスタンにおける今後の駐留部隊問題については意見の一致に至らなかったものの、イラクに駐留するNATO軍部隊の増員で合意しました。
理事会には参加30カ国の国防相が参加し、重大な安全問題やNATOの抑止力と防衛配備の増強などの議題を巡って討議しました。イェンス・ストルテンベルグ事務総長は理事会終了後の記者会見で、「各国の国防相は外部から注目されているアフガニスタンの駐留部隊問題について意見の一致に至らなかった。もし予定の期限どおりに軍隊が撤収できない場合、NATOの駐留部隊はより大きな安全上のリスクに直面するだろう」と指摘する一方、現時点では撤収の条件が十分には整っていないことを強調しました。
理事会では、イラクの治安部隊に対する訓練を強化するため駐留部隊の規模を拡大していくことが決められました。ストルテンベルグ事務総長は、イラクに駐留する部隊が現在の500人から4千人前後に増員される見通しを明らかにしました。(藍、坂下)