北京
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今年は新型コロナ対策のために、多くの中国人が「今いる場所で春節を過ごす」ことを選び、帰省や旅行を控えています。そのような背景下で、近場の映画館での映画鑑賞や、オンラインでの博物館めぐりなどが人気を集めています。
春節初日(初一)の2月12日には7本の映画が公開され、映画商戦に活気が戻っています。特に、探偵映画シリーズ最新作『唐人街探案3(Detective Chinatown 3/日本題:僕はチャイナタウンの名探偵3)』は昨年の春節に公開予定でしたが、コロナ禍を理由に一年間の延期となっていたため、大きく注目されています。なお、今作の舞台は日本で、妻夫木聡や長澤まさみといった日本人俳優も複数出演しています。
この春節に公開された7本には、人気シリーズの最新作にファンタジー、クライムコメディ、アニメなども含まれ、例年以上に多様性のあるものとなっています。
今年は感染症予防のため、「低リスク地区」であっても映画館や劇場などの娯楽施設の受入れ人数を定員の75%以内に抑える措置が取られています。それでも、暫定的な統計では2月13日までの興行収入は累計30億元を超えており、春節期間全体の興行収入は記録を更新することが予測されています。
なお、春節期間中には多くの博物館がオンライン方式の博物館めぐりを開設しており、旅行に出かけられない人々の文化的生活を充実させています。(非、謙)