「春晩」に見る中国と世界 ①舞踊「祝日」

 「祝日」

　2021年中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の大型年越し番組「春節聯歓晩会（春晩・春節の夕べ）」で披露されたプログラムの中に、舞踊「祝日」がありました。アフリカ舞踊、エジプト・東方舞踊、スペイン舞踊、アルゼンチンタンゴ、ロシアの民族舞踊、さらに中国の赤いリボンを使った踊りが登場し、それぞれに美しさがあり、バランスの取れたパフォーマンスが繰り広げられました。

　各民族の文化はその鮮明な民族の特色を持ち、世界文化を彩るとともに、人類文明の発展と繁栄を促進してきました。世界文明の多様性を保ってこそ、世界はより豊かで生き生きとする様子を見せることができます。

　中国は予てからこの理念の下、異なった文明の間の関係を取り扱っています。習近平国家主席は、「すべての文明が美の結晶であり、創造の美しさを見せている。すべての美しい物事は互いに通じている。人々が美しい物事に対する追求はどんな力であっても阻止できないものである。異なった文明の間には衝突は存在せず、文明の美を鑑賞する目しかない。我々は自分の国の文化が活力溢れるようにしていき、他国の文明の発展への環境を作るべきだ」と指摘しました。（殷、星）