北京
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自然環境や歴史的要因などにより、中国の「革命老区」(新中国成立以前の革命根拠地)は、いつの時代も貧困に陥りやすい地域でした。習近平総書記は、中国共産党を育み新中国の誕生に多大な貢献をした「革命老区」とその住民のことを常に心に掛けており、これまでに中国のすべての「革命老区」に足を運んできました。
2012年冬、中国共産党中央委員会総書記に就任したばかりの習近平氏は、「革命老区」の一つである河北省阜平県駱駝湾村を訪れ、生活に困窮した人々を見舞いました。「革命老区」住民の貧困脱却事業について、習総書記は「責任感、緊迫感、感情を込めて取り組まねばならない」と強調しています。
2015年の春節を控え、習総書記は「陝西・甘粛・寧夏革命老区」の貧困脱却に関する座談会を開き、「小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面完成には、『革命老区』における小康社会の全面的完成を欠くことはできない」と指摘しました。
2016年の春節前、習総書記は中国労農紅軍が最初の農村革命根拠地を置いた井岡山を訪問し、「小康社会の全面完成には、新中国の誕生に重要な貢献をした革命老区がより良く発展しなければならない」と強調しました。
習総書記の指導の下、2020年11月までに、中国の357カ所の「革命老区」の貧困県はすべて貧困状態を脱却しました。(鵬、坂下)