北京
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シンガポールの華字新聞「聯合早報」は7日、「効果的な新型コロナ対策に勇気づけられる中国の若者」と題する文章を掲載しました。
文章は「新型コロナウイルスの全国的な感染拡大との戦いと感染抑制の実現を受け、中国国内では強烈なナショナリズムと愛国的な気分が激しく巻き起こり、1980年代から2000年代までに生まれた若年層で自国体制へのアイデンティティが高まった」としました。
同紙のインタビューに応じた上海市出身の大学院生、25歳の栄夏培さんは「西側諸国の論調は『中国での新型コロナウイルス感染拡大を“中国のチェルノブイリ』と形容したが、感染症の流行はその後には西側先進諸国の“チェルノブイリ”となって、これらの国々に大きな問題があることを暴露しました」と語りました。
米国に留学していた20歳の寧祖康さんは困難を経て、去年7月に帰国しました。
寧さんは「中国経済は力強く回復しているが、欧米では新型コロナ対策をめぐる論争がまだ続いている。中国は大きく一歩前進した」と感想を語りました。
中国のシンクタンク・「中国&グローバル化研究センター」(CCG)の諸殷研究員は「危機的状況下では、国のパフォーマンスの優劣はその国のガバナンス能力と密接に関連している」と指摘しました。
復旦大学の于海教授は「中国の若者が自国にいっそうの安心感と自信を持ち、さらにはいっそうの愛国心を持ち始めたことは間違いない」と述べています。(ジョウ、坂下)