北京
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出稼ぎ労働者は、中国の改革開放以降に現れた新しい種類の労働者であり、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的完成を支える重要な力でもあります。いかにして出稼ぎ労働者を含む中国人一人一人に改革と発展の成果を共有させるか。これは習近平総書記が常に心がけていることです。
2005年、中国共産党浙江省委員会書記だった習近平氏は「政策を制定する上で、出稼ぎ労働者への思いやりや管理について模索をしてみる必要がある。出稼ぎ労働者が汗を流すとともに涙も流すようなことがあってはならない」と強調しました。
2013年の春節(旧正月)に先立ち、習総書記は北京の地下鉄8号線の工事現場を訪れ、出稼ぎ労働者の労をねぎらい、新年の祝意を伝えました。
現在、中国では宅配便配達員の総数が300万人を超えていますが、そのほとんどが出稼ぎ労働者です。2019年の春節を前に、習総書記は北京にある宅配便のサービス拠点を訪問し、配達員にあいさつしました。
出稼ぎ労働者への支援について、習総書記は「都市化を推進する中で、出稼ぎ労働者が都市部で安心して働き、生活し、その子どもも地方に残されることなく、なるべく親と共に都市部で生活できるよう取り組むべきだ。それと同時に、農村にいる高齢者が中国の農村振興戦略の成果を享受できるように努めなければならない」と述べています。(鵬、柳川)