北京
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習近平国家主席は9日、北京でテレビ会議の形で中国・中東欧国家指導者サミットを主宰し、基調演説を行いました。習主席は演説の中で、「セルビアはすでに中国企業から100万回分のワクチンを入手しており、ハンガリーは中国のワクチン企業と協力を展開している最中である。中東欧の他の国もワクチン協力のニーズがあれば、中国は積極的に応えていく」と示しました。
「一帯一路」協力について、習主席は「中国と中東欧諸国は率先して地域を跨いだ協力と『一帯一路』共同建設イニシアチブとの連結を模索し、『一帯一路」協力協定が地域全体をカバーすることを率先して実現した」と述べました。
そのうえで、「中国側は中国一中東欧国家税関情報センター、中欧陸海快速線沿線国家通関協調インフォメーションセンターの建設を推進し、中東欧諸国の税関と『スマート税関、スマート国境、スマート連通』協力の試行を展開していきたい」と強調しました。
習主席はさらに、「中国は今後5年間で中東欧諸国から合わせて1700億ドル以上の商品を輸入する予定である。中東欧諸国からの輸入品を拡大させ、今後5年間で中東欧諸国からの農産物輸入額を倍増させ、農業貿易額を50%増加させることを目指す」と指摘した上で、「我々は文化、教育、観光、スポーツ、メディア、出版、シンクタンク、青年、地方などの分野の交流・協力を強めていく。復旦大学のハンガリーキャンパス開設を支援し、新たな教育政策対話及び大学連合会会議を年内に開催する」と強調しました。(雲、Yan)