北京
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習近平国家主席は9日、北京でテレビ会議形式で中国・中東欧国家指導者サミットを主宰し、基調演説を行いました。
習主席は演説の中で、「中国・中東欧諸国協力は自身の特徴に合致し、各参加者に受け入れられる協力原則を作り出している。それは、①物事は全員の協議により決めること。②参加者全員にメリットを行き渡らせること。③開放と包容の中で共に発展すること。④イノベーションを通じて成長し続けていくこと」と強調しました。
習主席は「中国と中東欧諸国は相互尊重を堅持し、政治的条件を付けずに協力を行い、国の大小を問わず一律平等を堅持し、共に協議し、共に建設し、共に成果を享受している」と指摘した上で、「我々は『17+1は18よりも勝る』という信念に基づいて、指導者会合のメカニズムを軸に、20余りの分野をカバーする立体的な協力構造を構築し、各国の実情に基づき計画を制定し、プロジェクトを決めている。そのうえ、各国が自身の強みと結びつけて協力における位置づけを見つけ出し、優位性を発揮するよう奨励している」と述べました。
また、「9年前に比べれば、中国と中東欧諸国との貿易額は約85%増えて、双方向の観光交流者数は4倍近く増えている。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車の『中欧班列』は大部分の中東欧諸国に乗り入れており、累計で3万本以上運行されている。ギリシャのピレウス港、セルビアのスメデレヴォ製鉄所、クロアチアのペリェシャツ大橋など多くの喜ばしい協力の成果を収めている」と示しました。
習主席はさらに、「中国と中東欧諸国はいずれも、開放がチャンスを作り出し、包容が多元的な成果をもたらすことを確信している。これも中国・中東欧諸国協力が旺盛な活力を保ち続けている源でもある」と指摘しました。(RYU、Yan)