王外交部長、ボレルEU上級代表とビデオ会談

　王毅国務委員兼外交部長は8日、欧州連合（EU）のボレル外交安全保障上級代表とビデオ会談を行いました。

　王国務委員はその中で、「中国とEUの関係は2国間関係の枠組みを超えており、世界的な意義と重要な戦略的影響力を有している」とした上で、去年末に交渉妥結を実現した中国・EU投資協定交渉に触れ、「世界経済の回復にとって大きな朗報だ」と評価しました。

　王外交部長はさらに、双方はチャンスを掴み、全方位的な対話と協力を強め、「真の多国間主義を堅持して共に世界的な試練に対応し、中国・EU包括的戦略的パートナー関係を新たなステップへと押し上げていくべきだ」と強調しました。

　ボレル上級代表は王外交部長に新春の挨拶を伝えた上で、「EUと中国の協力は必要不可欠なものだ。気候変動などの世界的な試練に対応する上で、EUと中国の協力がなければならないものである」としました。さらに「EUは中国側と率直な対話を行い、気候変動や環境保護、生物多様性保護およびスポーツなどの分野における協力を強化しいきたい」と述べました。（洋、Yan）