ハンガリーが中国製ワクチンを承認　「信頼している」と首相

　ハンガリーの新型コロナウイルス感染症対策センターは現地時間29日、中国の製薬大手・中国医薬集団（シノファーム）が生産した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認しました。ハンガリーは、欧州連合（EU）の中で、中国製ワクチンを初めて承認した加盟国となりました。

　この日、オルバン首相は地元メディアの取材に対し、「全てのワクチンの中で、私は中国製ワクチンを最も信頼している」とした上で、「もし選ぶことができれば、私は中国製ワクチンを接種したい」と示しました。

　ハンガリー当局の発表によりますと、同国ではすでに17万5283人がワクチンを接種しており、そのうち3万7727人が2回目の接種を終えたということです。オルバン首相はまた、「中国製ワクチンの到着で、ハンガリーのワクチン接種のプロセスが大いに加速される」と話しました。（洋、Yan）