北京
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王毅国務委員兼外交部長は27日に北京で、第75回国連総会で安全保障理事会改革に関する政府間交渉メカニズムの共同議長を務めるポーランドのヴロネツカ国連常駐代表とカタールのアル・タニ国連常駐代表とビデオ形式で会見しました。
王外交部長はヴロネツカ代表とアル・タニ代表が交渉メカニズムの共同議長に就任したことに祝意を示し、中国側は共同議長の活動を全力で支持すると表明しました。
また、王外交部長は「安保理改革は国連の未来の発展と広範な加盟国の切実な利益にかかわっており、改革は公平と正義を体現し、発展途上国の代表性と発言権を増やし、より多くの中小国に安保理の政策決定に参加する機会を与え、アフリカに対する歴史的不公平を是正しなければならない。改革は法治の原則を遵守し、政府間交渉という国連総会で安全保障改革問題を授権討議する唯一の合法的なプラットフォームをしっかりと守らなければならない」と指摘しました。
これを受けて、ヴロネツカ代表とアル・タニ代表は、多国間主義を維持し、国連の役割を強化するための中国の努力を賞賛した上で安保理改革をめぐる最初の交渉状況を紹介し、「引き続き加盟国の意見を広く聴取し、中国を含む各加盟国と緊密な意思疎通を保ち、共通認識の凝集に努め、広範な加盟国の利益に最も合致する方式で安保理改革プロセスを推進していく」と表明しました。(雲、浅野)