北京
PM2.577
3/-2
国連貿易開発会議(UNCTAD)が24日夜に公表した「世界投資動向モニタリング報告書」によりますと、2020年の海外直接投資(FDI)で、対中国が初めて対米国を上回り、中国は世界最大の外資受け入れ国となりました。
UNCTAD投資・企業局の詹暁寧局長は、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の特別取材に応じ、「2020年のFDIは、世界全体では前年の1兆5000億ドルから42%縮小の8590億ドルとなり、2009年の世界金融危機後の低水準を30%下回った。一部の主要国について言えば、英国、イタリア、ロシア、ドイツ、ブラジル、米国へのFDIは急減したが、中国とインドは逆らうように上昇した」と指摘しました。
詹局長はさらに、「UNCTADの試算によると、2020年の対中国FDIは前年比約4%増の1630億ドルとなった。これには金融分野の投資が含まれる。投資導入規模も過去最高を更新し、2020年の中国の外資吸収額は初めて米国を上回り、世界最大の外資受け入れ国となった」と述べました。(雲、柳川)
CMG記者の特別取材に応じるUNCTAD投資・企業局の詹暁寧局長