北京
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アメリカの免疫学者のアンソニー・ファウチ氏は21日、バイデン新大統領の首席医療顧問として、アメリカの代表団を率いてリモート形式で世界保健機関(WHO)第148回執行理事会に参加しました。ファウチ氏は会議で、アメリカは引き続きWHOにとどまり、「多国間方式」で新型コロナウイルス感染症に対抗していくとの意向を明らかにしました。
さらに、「困難な状況の下、WHOは研究開発チームを集め、ワクチンや治療、診断方法の開発を加速させ、各国に実験室、検査キットや防護用品など数百万点の重要な物資を提供し、各国の感染症対策を支持してきた」と指摘しました。
その上で、アメリカはWHOと各レベルにおける技術協力を強化し、多国間方式でグローバルな感染症予防・抑制対策に参加するとの姿勢を表明し、「バイデン大統領は大統領令に署名し、アメリカが新型コロナウイルスワクチンを供給するWHO主導の枠組みCOVAX(コバックス)に参加する意向を表明する」と明らかにしました。(閣、浅野)