北京
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世界保健機関(WHO)アフリカ地域事務所のマシディソ・モエティ事務局長は現地時間21日、「世界では新型コロナウイルスに対して有効で安全なワクチンが既に多数開発・承認されているが、一部の国の間で買い付け協定が結ばれ、ワクチンを大量に買い占めて価格が押上げられており、アフリカ諸国の新型コロナ対策に大きな影響を与えている」と指摘しました。
WHOの統計によりますと、今週初めまでに、高所得国50カ国では4000万回分の新型コロナワクチンの接種が行われましたが、アフリカの低所得国で国民に新型コロナワクチンを供給するのはギニア一国だけで、同国で新型コロナワクチンを接種した人数はわずか25人に止まっています。
なお、新型コロナウイルスワクチンの公平な供給のための国際的枠組み「COVAX」では「今年末までに少なくともアフリカの人口の20%に接種を受けさせる」と計画しています。(ジョウ、坂下)