北京
PM2.577
23/19
中国国家鉄道グループは、北京とハルビンを結ぶ高速鉄道の北京・承徳区間で、22日に営業運転を開始することを明らかにしました。この新規区間の開業により、北京・ハルビン高速鉄道は全線が開通することになります。北京・瀋陽間は最短で2時間44分、北京・ハルビン間は同4時間52分に短縮されるとのことです。
北京・ハルビン高速鉄道は南端の北京市朝陽区から、順義区、懐柔区、密雲区、河北省承徳市、遼寧省瀋陽市、吉林省長春市などを経由して北上し、黒龍江省のハルビン市に到達する鉄道で、全長は1198キロ、設計最高時速は350キロです。
北京・ハルビン高速鉄道は中国国内に高速鉄道網を縦横に張り巡らす計画である「八縦八横」における北京・ハルビン、北京・香港・マカオ高速鉄道の構成部分です。このたびの全線開通は、東北地域と華北地域の人々の旅行の利便性を大幅に向上させ、同時に環渤海地域と旧工業基地としての東北地域の間の連絡を一層密接にするなどで、地域間の経済と社会の発展、北京・天津・河北の協同発展、東北振興戦略の実施を促進する上で重要な意義を持ちます。(玉華、鈴木)