北京
PM2.577
3/-2
ノルウェーで現地時間14日、米製薬大手ファイザーのワクチンを接種した高齢者23人が、その後に死亡していたことが明らかになりました。うち13人の死因について、現地の医薬監督機関が「ワクチン接種後の副作用と関係がある」としています。
ノルウェーでこれまでにファイザーのワクチン接種を受けた人の数は2万5000人で、これに対する23人の死亡例は大きな割合となっています。また同日、ファイザーのワクチン接種を受けた後で、ドイツでは10人、フランスでは1人の死者が出ていると伝えられました。
ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発したこの新型コロナワクチンは、世界で承認された大規模な接種が可能なワクチンとして、現在、最も広い範囲で接種が行われています。その中で発生した少なくない死亡例について、西側ではあまり報道されていません。これについて、中国の複数の医学専門家は15日、メディアに対し、「西側では、これに関する報道や研究報告が少ないため、これらのケースがワクチンとどれほど関連しているか、判断しかねる」と述べた上で、予防接種の有効率は唯一の参考指標ではなく、安全性や副作用などをより重要視すべきだとの見方を示しました。専門家はさらに、たとえ有効なワクチンが出てきたとしても世界のコロナ禍をすぐに終わらせることは不可能で、効果的な隔離措置など社会を挙げての予防策を引き続き厳格に実行する必要があると忠告しています。(朱、謙)