北京
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外交部の趙立堅報道官は15日に行われた定例記者会見で、新型コロナウイルスの発生源を調べるために中国を訪問した世界保健機関(WHO)調査団について、「中国は関連の防疫対策を厳格に遵守しながら、WHO調査団との国際協力に適切な支援と便宜を提供している」と述べました。
定例記者会見では、調査団の2名の専門家がこのほどコロナ抗体検査で陽性反応を示したため、中国への渡航ができなかったことについて質問が出ました。趙報道官によりますと、昨日(14日)正午、武漢入りしたWHO調査団一行13名は現在、隔離ホテルに宿泊しているということです。調査団一行15名のうち、イギリスの専門家1名と、カタールから訪れたスーダン籍の専門家1名はシンガポール空港で乗り継ぎの際に受けたIgM抗体検査で陽性と判定されました。関連の防疫規定により、シンガポール発中国行きの旅客機に搭乗するすべての中国籍と外国籍の旅客は、搭乗前2日以内の新型コロナウイルスPCR検査とIgM抗体検査の二つの陰性証明の提出が求められ、HS標識付きのグリーンの健康コードと健康状況声明書を申請することになっています。
また、WHOへの協力を示すため、中国側は二人の専門家に対する2回目のIgM抗体検査に同意しました。再検査の結果、イギリス専門家は陰性で中国訪問を許可されており、カタール専門家は依然として陽性だったということです。中国は今後も関連事項についてWHOとの意思疎通を保っていくということです。(Lin、CK)