北京
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23/19
中国の国有製薬企業の国薬集団傘下の中国生物技術が開発した新型コロナウイルス用不活化ワクチンはすでに多くの地域で重点グループへの接種が始まっています。接種対象は18歳から59歳までの人々とされ、北京全市の接種者数は100万人を突破し、上海全市の重点グループの接種者数は累計60万2000人に達しています。全国で1000万回のワクチンを接種し、ある報道によると、ごく一部の接種者に副作用が出る可能性があるということです。
中国医薬集団(国薬集団)党委書記・董事長である劉敬楨氏は、「中国生物技術の新型コロナワクチンはすでに1000万回以上が接種されており、大きな副作用の報告を受けていない。現在、我々が把握しているコロナワクチン接種による反応は局部反応がメインで、主に接種部位の痛みだ。全身反応は主に頭痛、筋肉痛、発熱といったものだ」と述べました。
さらに劉氏は、「予防接種は感染症を抑制または消滅する最も効果的で経済的、最も便利な公衆衛生予防措置だ。予防接種がもたらすメリットはリスクよりはるかに大きく、ワクチン接種を持続的に強化する国だけが、疾病の発病率を低いレベルに保つことができる。我々はワクチンと予防接種について全面的かつ科学的な認識をもたなければならない」とも述べました。
中国生物技術の新型コロナワクチンは昨年末までに約1億回分が生産され、今年の生産能力は10億回分に達する見通しです。(雲、吉田)