米公開の「インド太平洋戦略」文書は「覇権維持の戦略」=外交部

　米政府が「インド太平洋戦略」文書を30年前倒しで公開したことについて、外交部の趙立堅報道官は記者会見で「この文書の本質は『覇権維持の戦略』である。歴史のごみ捨て場に掃き捨てるべきだ」と述べました。

　報道によれば、この文書には台湾の保護、中国を抑制するためのインド支援、米国の主導的地位の維持などの内容が盛り込まれています。

　これに対して、趙報道官は「米国の一部政治家は関連文書の解読を通じて『遺産』を残そうとしている。しかし、この文章の内容からは『インド太平洋戦略』によって中国を抑圧し、地域の平和と安定を破壊しようとする米国の邪悪な下心が露呈している。その実質は『覇権維持の戦略』だ」と語りました。（オウギ、謙）