北京
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中国農業科学院の万建民副院長は12日、「近年来、農業科学技術の進歩に伴い農作物優良品種の普及率は96%以上に達した。中国が独自に選定・育成した種子の作付面積は全体の95%を超えた。水稲とコムギでは完全自給を維持している。穀物類増産への優良品種の寄与度は45%を上回った」と述べました。
万副院長は、「2021年から25年までの第14次五カ年計画期間に、中国農業科学院は高品質のグリーン・スーパーライスや優良な機能性米、節水型コムギ、赤かび病への抵抗力の強いコムギ、干ばつに強く機械収穫に適するトウモロコシ、病害虫や除草剤に対する抵抗性を持つトウモロコシ、高品質タンパク質トウモロコシ、高タンパク質多収大豆、除草剤に対する抵抗力が強い大豆など重要な新品種の開発に取り組む」と説明しました。
中国では今後、一人当たりの食料消費量が安定を維持しながらやや減少する一方で、飼料用や工業用の穀物への需要は増加を続け、穀物の消費全体は増加していく見通しです。(ジョウ、鈴木)